帯のリメイクで素敵なクラッチバッグへ!作り方のポイントを徹底解説

和モダン

「帯リメイクでおしゃれなバッグを作りたい。」
「素敵なクラッチバッグの作り方を知りたい。」

使わなくなった帯や、遺品として残っている思い出の帯、なかなか捨てることはできませんよね。

せっかくならクラッチバッグへ生まれ変わらせて、新たな活用方法を試してみませんか?

この記事では、帯をクラッチバッグへリメイクする方法はもちろん、作り方のポイントをデザイン面と機能面から徹底解説しています。

これを読めば、あなただけのおしゃれで便利なクラッチバッグができあがるでしょう。

おしゃれで便利なクラッチバッグ

クラッチバッグとは、肩ひもの付いていない小さいハンドバッグのこと。

クラッチ(clutch)には「つかむ」「しっかり握る」という意味があります。

クラッチバッグは持ち手や肩ひもが付いていないので、その名の通り、握ったり抱えたりして持つバッグです。

もともとは、大きなバッグの中に入れておく便利なセカンドバッグとして登場しました。

現在では、女性のアクセサリー感覚の華やかなクラッチバッグや、男性のおしゃれアイテムとしてのレザークラッチバッグなども人気です。

A4サイズの書類がたくさん入る大きめのクラッチバッグは、ビジネスマンのバッグとしても根強い人気があります。

帯クラッチバッグの作り方

帯をクラッチバッグへリメイクする方法は、主に2つあります。

それぞれのメリット・デメリットを紹介しますので、自分に合った方法を選んでください。

お店にリメイクオーダーする

まずおすすめしたい方法は、お店にリメイクをオーダーすることです。

プロが製作するので、丈夫さや使いやすさなどクラッチバッグとしての機能性はもちろん、希望のデザインや柄の出し方を伝えればイメージ通りのものができるでしょう。

完全オーダーメイドになるので料金は高くなりますが、理想通りのクラッチバッグが作れます。

お店にリメイクオーダーする方法のメリット・デメリットはこちら。

メリット デメリット
プロに任せられるので安心 遠方だと打ち合わせがしづらい
アフターサービスがあることも 遠方だと送料がかかる
丈夫で壊れにくい オーダーメイドなので料金が高い

懇意にしている呉服屋さんや仕立て屋さんに相談したり、ネットで受注している和裁士さんや作り手さんを探したりして、依頼できます。

自分でリメイクする

裁縫が得意な方や、クラッチバッグを作ったことがある方は、自分でリメイクに挑戦するのもありでしょう。

自分のペースで自分の好みに作れる上に、リメイクオーダーより費用は安価です。

ただし、思っていた通りに出来上がらなかったり、耐久性に劣る可能性も考えられます。

自分でリメイクする方法のメリット・デメリットはこちら。

メリット デメリット
自分のペースで作れる 困ったときに教えてもらいにくい
費用が安く押さえられる 耐久性が劣る
自分の好きなように作れる 仕上がりが思っていたのと異なる

また、絹の扱いや帯の構造など帯リメイクバック特有の注意点は押さえておく必要があります。

注意点の調べ方でおすすめなのは書籍やインターネット。

和裁士が具体的な作り方を解説しているYouTube動画もあるので、自分でリメイクするときには参考になるでしょう。

おしゃれなクラッチバッグへ!作り方のポイント~デザイン面~ 

せっかく作るなら、自分好みのおしゃれなクラッチバッグにしたいですよね。

デザインにこだわって、世界にたったひとつだけのクラッチバッグを作りましょう。

柄の出し方にこだわる

帯の柄の出し方はクラッチバッグのデザインを大きく左右する重要なポイントです。

矢絣や亀甲などの柄が全体にわたって描かれている帯は、どこをとっても同じ柄が取れますが、絵画のような絵柄の帯はどの部分を使用するのかが重要になります。

一般的に帯を結んだときのお太鼓部分が一番美しい柄のため、お太鼓部分がよく見えるようにクラッチバッグに柄出しするとよいでしょう。

ただし、お太鼓部分がクラッチバッグよりも大きい場合もあるかもしれません。

その場合は、帯を結んだときの胴に巻き付く部分を使用しましょう。

着物の着姿を正面から見たときに一番目立つ部分なので、ここの絵柄も趣向が凝らしてある美しい柄です。

飾りを追加する

帯以外の素材も加えることで、洗練されたおしゃれ感がぐっとアップします。

例えば、フリンジ。

クラッチバッグのメインの色とフリンジの色を合わせれば統一感が生まれ、クラッチバッグの一部の色と合わせればアクセントのきいた、おしゃれなクラッチバッグになるでしょう。

他には、がま口金具を付けるのもおすすめ。

クラッチバッグの口をがま口にすることで、かわいらしい和の雰囲気が生まれます。

格が高すぎると感じる帯の場合は、がま口を合わせてカジュアルに寄せると使えるシーンも広がるでしょう。

裏地で遊び心を演出する

クラッチバッグは、開けたときに裏地が大きく見える構造が多いため、裏地のデザインもこだわってみましょう。

表の色に対し、反対色や補色、トーンの異なる色などを裏地に持ってくることで、パンチのきいたクラッチバッグになりますよ。

例えば、裏地が赤系統の色ならば、裏地には補色や反対色にあたる青系統を。

たまに見える裏地の色として目を引くおしゃれポイントになります。

他にも、表地が淡いピンクならば、裏地にはトーンの異なるビビッドピンクなど、色使いにこだわるとさまざまな表情が作れます。

楽しみながらあなただけのおしゃれクラッチバッグを作ってくださいね。

便利なクラッチバッグへ!作り方のポイント~機能面~

リメイクならデザインだけでなく機能にもこだわれます。

より使いやすい、おしゃれかつ便利なクラッチバッグにしましょう。

着脱可能な持ち手を付ける

バッグを直接つかんだり握ったりして持つクラッチバッグはとてもおしゃれです。

ただ、買い物や頂き物などで不意に手荷物が増えたとき、「持ち手があればいいのに…。」と思ったことはありませんか?

着脱可能な持ち手を付けておけば、このような状況にも対処できる便利バッグになりますよ。

着脱可能なので、持ち手が必要ないときには純粋なクラッチバッグとして使えて、必要に応じて持ち手を活用できます。

持ち手には、肩に掛けられるような長めの紐や、木素材の取っ手など、さまざまなバリエーションも楽しめます。

必要な大きさのマチを取る

小さなクラッチバッグは、可憐なかわいらしさや洗練された大人っぽさを演出できる素敵なコーディネートになります。

ただ、小さなクラッチバッグはスマートフォンや長財布、ハンカチといった必要最低限のものを入れるだけでもかさばってしまいがち。

クラッチバッグに中身を詰めすぎては、せっかくの素敵なコーディネートも台無しになってしまいますよね。

そこで必要な大きさのマチを取れば容量を増やせます

見た目の大きさはさほど変わらないので、かわいらしさや大人っぽさは残しておけますよ。

防水・撥水加工をほどこす

持ち手がなくカバン本体を手で持つクラッチバッグは、手の汗や皮脂が付きやすいです。

また、持ち手がないので直接イスやテーブル、棚の上などに置くことも多いでしょう。

帯地のリメイククラッチバックは、和装以外の利用を想定していないため、クラッチバッグにリメイクする際には防水・撥水加工をほどこすことを強くおすすめします。

特に淡い色や柄の少ないものは汚れが目立ちやすいので、加工しておいた方が安心です。

【帯の種類別】クラッチバッグの活用シーン

ひと言で帯といっても、帯には種類があります。

リメイクする帯によって、できあがるクラッチバッグの活用シーンも異なるのです。

金糸銀糸で豪華な袋帯はパーティバッグに

袋帯とは、礼装の着物に締められるフォーマル向けの帯です。

結婚式や成人式といったおめでたい席に着用される帯なので、金糸銀糸の入った華やかで上品なものが多くあります。

そんな袋帯をクラッチバッグにすれば、パーティーにも持っていける品のあるバッグになるでしょう。

もちろん、フォーマルなパーティーだけでなく、普段使いのファッションに取り入れてさりげないおしゃれアイテムにもなります。

シンプルな織りの名古屋帯は普段使いに

名古屋帯とは、略礼装から小紋や紬といった普段着の着物まで、幅広いシーンに合わせられる帯です。

中でも織りの帯は、光沢のないやさしい風合いでカジュアル色が強くなります

そんなシンプルな織りの名古屋帯をクラッチバッグにすれば、友人との食事や近所への買い物といった普段使いにぴったりなクラッチバッグになるでしょう。

黒喪帯はさまざまなシーンで活躍

黒喪帯とは、喪服の着物に合わせる黒一色の帯です。

無地のものもあれば、地紋に流水・雲・波などが描かれているものもあります。

帯としては弔事用ですが、クラッチバッグにすれば普段着にも合わせられるんですよ。

例えば、学校の保護者会や地域の会合といった金糸銀糸が華やか過ぎると感じられる席にはぴったりです。

普段着のシンプルな洋服にも、しっくりと落ち着いたコーディネートになるでしょう。

龍村美術織物の洗練されたクラッチバッグもおすすめ

出典:龍村美術織物

帯リメイクで生まれたクラッチバッグもオリジナリティがあって素敵ですが、龍村美術織物の洗練されたクラッチバッグもおすすめです。

明治27年創業の龍村美術織物は、120年以上をかけて美を究めてきました。伝統的な技術と現代のセンスを掛け合わせて、独創的な織物を生み出しています。

龍村美術織物のクラッチバッグは、上質なシルクのツヤや質感が女性の魅力を引き立てます

コンパクトながらも必要なものは十分に入る収納力が魅力。

上の写真のクラッチバッグは、白地にゴールドの金具が装備され、凛とした上品さを醸し出しています。

パーティバッグとして、和装にも洋装にも合う大人のおしゃれ小物としてぴったりなクラッチバッグです。

龍村美術織物のお問い合わせはこちらから

まとめ:あなただけのクラッチバッグを手に入れよう

帯リメイクで作るクラッチバッグについて、作り方のポイントを紹介しました。

これらのポイントを意識して、あなただけのクラッチバッグを作ってください。

【デザイン面のポイント】

  • 柄の出し方
  • 飾りの追加
  • 裏地

【機能面のポイント】

  • 着脱可能な持ち手
  • マチの大きさ
  • 防水・撥水加工

思い入れのある帯は帯としては使わなくなっても、クラッチバッグにリメイクし今後も日常的に使用できます。

眠っていた帯に新しい命を吹き込んでみてはいかがでしょうか。